かたずきブログ

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フィットハイブリッド エンジンルーム鈑金フレーム修正

こんにちわ(´ω`*)

今回は、フィットハイブリッドのエンジンルームの鈑金をしていきました。

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真ん中より少し右側に衝撃を受けていました。下の方に見えるクランプは。ラジエター、コンデンサーが鉄板にめり込んで外れなかったため、ちょっとした、荒だしをするために付けました。

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近くで見るとフレームが押されて潰れてるのが見えます。

フェンダーやドアの鉄板とは違いフレームの鉄板は更に硬さが増しているので、修正にはちょっとしたコツがいります。

フレームをクランプでつかむ場所、引っ張る方向、どのくらいの強さで引っ張るか、ここでやみくもに引っ張っても、鉄板がちぎれるか、クランプが引っ張る強さに耐え切れず、クランプが外れて飛んでくるか(これ本当に危険!!)、違う方向に引っ張って、フレームが歪むかになり、さらに作業が大変になってしまいます。

なので引っ張る方向など見極めてから、作業に取り掛かります。

フレームの内側がかなり潰れていたのでクランプを噛もうとしましたが、フレーム先端の潰れ具合が激しかったので、鉄板を溶接して、溶接した鉄板をクランプで噛んでから引っ張ることにしました。

引っ張りながら叩いて、引っ張りながら叩いての繰り返しです。

 

引っ張る➡引っ張る✖(凸凹があり出てきません、それ以上引っ張ると関係のないフレームの奥のほうが出てきて二次損傷になってしまいます)

 

叩く➡叩く✖(鉄板が潰れてしまいます、潰れてしまうことによって、やらなくてもよかった仕事が増えてしまいます)

 

ですから、

引っ張る➡叩く(引っ張ることによって、鉄板が伸びようとします。伸びようとする分、鉄板を叩きます。叩いていると、鉄板が引っ張った分伸びきって、それ以上叩いても鉄板の形が整わなくなってきます。それ以上叩くと潰れてきますので、また、レバーブロックで引っ張ってやって、鉄板を均していくの繰り返しです。)

 

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引っ張る➡叩くの繰り返しでエンジンマウントの所まで潰れていたフレームが正位置まで戻ってきました。

引っ張る位置さえ間違わなければ、フレームの寸法は高さ、出はりバッチリ戻ります。

一台一台鈑金完成の時短にもなります。

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↑エンジンへの衝撃がつよかったので、マウントが割れています…

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そして、ライト、フロントバンパーまで仮に合わせて、溶接、削りを整えて鈑金の完成になります。

難しいような感じもあるかもしれませんが、フレームの位置を合わせて、コアサポの位置を合わせて作業を進めるとボンネット、フェンダー、ライト、フロントバンパーと合わせるのに悩むことなく完成に近づけると思います。